胡蝶蘭の性質
贈答品としての人気がとても高い高貴な花ですが、その性質を知らないという人も意外と多いようです。性質を知ることで、胡蝶蘭に適した環境もわかり、美しい姿をより長持ちさせることができるでしょう。
この花の原産地は、インド、マレーシア、パプアニューギニア、フィリピン、スリランカ、台湾、ヒマラヤ・・・と、東南アジアを主として熱帯・亜熱帯地帯に多く分布しています。高温多湿で風通しの良い環境で育つ花なので、日本では冬の季節に対応できません。しかし、室内ならオールシーズン問題なく対応できます。この時の注意点が、やはり室温が低くなりすぎないことです。12~13度は必要とします。気温が10度以下となると枯れてしまうので注意してください。
本来なら2~3月に花を咲かせますが、温室栽培などによって、いつの季節でも入手できるということも特徴です。熱帯育ちですが、直射日光には弱いという性質もあります。熱帯の中でも、密林で育った花なので、直射日光を長時間浴びてしまうと美しさが損なわれたり、枯れてしまう場合もあります。冬は寒さに注意し、夏は直射日光と風通しをよくしておくことを心がけると長持ちします。
また、結婚55周年を記念する「エメラルド婚式」の記念花にもなっています。「深く静かで尊い夫婦の生活」といった意味をもつエメラルド婚式にも相応しい、高貴で上品な花です。
苗から花を咲かせる状態まで育てるには、3年の月日を必要とし、花の最高級品とも言われています。